口訳万葉集【折口信夫】

折口信夫は、『万葉集』の全体を当時の読者にも親しんで読めるようにした。さらに口述による現代語訳で古代の人々の思いが篭った歌を直に味わうという、画期的な試みをおこなった。本書により『万葉集』は、広く国民に愛読される古典となった。上巻には巻第一から巻第七までを収める。(全三冊)



日本最古の歌集『万葉集』は、日本人の言葉の故郷とも呼ぶべき古典である。青年折口信夫は、古代の万葉歌の魅力を近代人に知らしめるために、初めての口述による現代語訳に挑戦した。本書は、日本文学の至宝にふれるための最良の案内書である。中巻には巻第八から巻第十二までを収める。



日本最古の歌集『万葉集』。この古典文学を味わうために、二十九歳の青年折口信夫は、口述による現代語訳に挑戦、これを成し遂げた。本書は、刊行から百年を経た今日でもなお、日本文学の至宝を鑑賞するための最良の指標となっている。下巻には、巻第十三から巻第二十までを収める。




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