第164回 芥川賞受賞作
推しが炎上した。
ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。
そんなある日、推しがファンを殴った。
朝日、読売、毎日、共同通信、週刊文春、ダ・ヴィンチ「プラチナ本」他、
各紙誌激賞! !
三島由紀夫賞最年少受賞の21歳、第二作にして第164回芥川賞受賞作
- 未来の考古学者に見つけてほしい。時代を見事に活写した傑作。――朝井リョウ
- うわべでも理屈でもない命のようなものが、言葉として表現されている力量に圧倒された。――島本理生
- すごかった。ほんとに。――高橋源一郎
- 一番新しくて古典的な、青春の物語。――尾崎真理子
- ドストエフスキーが20代半ばで書いた、初期作品のハチャメチャさとも重なり合う。――亀山郁夫
- 今を生きるすべての人にとって歪(いびつ)で、でも切実な自尊心の保ち方、を描いた物語。――町田康
- すべての推す人たちにとっての救いの書であると同時に、絶望の書でもある本作を、わたしは強く強く推す。――豊崎由美
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。デビュー作『かか』は第56回文藝賞及び第33回三島賞を受賞(三島賞は史上最年少受賞)。21歳、圧巻の第二作。
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