≪第163回 芥川賞受賞作≫首里の馬【高山羽根子】

第163回 芥川賞受賞作

この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。

沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。
中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。
ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。

世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。


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 【芥川賞・直木賞 受賞作】