なぜ第一番歌だけが三百年前の雄略天皇の歌だったのか。人麻呂はなぜ非業の死を遂げたのか。家持はなぜ死後に身分を剥奪されたのか……実は万葉集とは、古事記・日本書紀による歴史の隠蔽を告発するために編まれたのものだった。万葉集に隠された驚愕の真実がいまここに明かされる、小椋史学の到達点であり集大成がついに完成！
序 章 そらみつ大和の国
第一部 さまざまな歌から
第一章 そらみつの歌
第二章 あきづしま大和の国
第三章 しきしま大和の国
第四章 大伴家持・歌日記が語る素顔
越中時代
朝廷時代
その後の家持
第五章 三輪山へ捧ぐ
額田王絶唱
十市皇女の死
三輪高市麻呂の慟哭
三輪山をうたう
第六章 伊予の温泉の歌
額田王の歌
伊予の温泉とは何か
山部赤人の歌
第七章 赤人の二重奏
神岳に登りて作る歌
明日香の神名備山とは
不盡山の歌
玉津島の歌
春日野に登りて作る歌
第八章 吉野宮行幸の歌
柿本人麻呂の歌
高市黒人の歌
笠金村の歌
山部赤人の歌
旅人と家持の歌
第九章 高市黒人の孤愁
第十章 憂愁の皇子たち
二上山絶唱
日の皇子の憂愁
第十一章 志貴皇子家の伝承
志貴皇子の憤怒
春日王父子と翁舞伝承
「翁」の能について
第二部 柿本人麻呂の生と死
第一章 日並皇子挽歌
「高天原神話」のテーマ
「舎人の嘆き」のテーマ
第二章 巻向の歌
第三章 覉旅の歌
第四章 人麻呂と月人壮子
新羅使の古歌と月人壮子
月にちなんで
第五章 月照寺の船乗十一面観音
船乗十一面観音
「ほのぼのと」の歌
第六章 人麻呂と空海
第七章 天香具山の歌
舒明・中大兄・持統の歌
香具山の屍の歌
香具山をうたう
第八章 石中死人の歌
第九章 高市皇子挽歌
渡会の斎宮の神風
外宮と内宮
神風などにちなんで
第十章 石見国へ
その後の人麻呂
人麻呂と石見
第十一章 人麻呂の死
「鴨山五首」は語る
人麻呂に捧ぐ挽歌
巻第二 挽歌追想
終 章 万葉集の誕生
そらみつ大神の鎮魂贖罪
万葉集の誕生
あとがき
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万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 【著者／編集 角川書店, 谷口広樹】新元号「令和」決定! 「初春の令月にして、気淑風和ぐ」 新元号の出典「梅花の宴」序文を収録。 ふりがな付きですらすら読める。 新聞各紙、テレビ各局、メディア多数で紹介され大反響! 1300年目のベス...- 2万葉集とは何か 永久の挽歌・そらみつ大和の国【小椋 一葉】古事記・日本書紀による歴史の隠蔽を告発するために編まれた歌集…それが万葉集だった！なぜ第一番歌だけが三百年前の雄略歌なのか。人麻呂はなぜ非業の死を遂げなければならなかったのか。家持はなぜ死後に身分を...
- 3口訳万葉集【折口信夫】折口信夫は、『万葉集』の全体を当時の読者にも親しんで読めるようにした。さらに口述による現代語訳で古代の人々の思いが篭った歌を直に味わうという、画期的な試みをおこなった。本書により『万葉集』は、広く国...
- 4萬葉集釋注 全10巻セット 【伊藤博】『万葉集』は、５世紀初頭から８世紀中葉まで、およそ３５０年にわたる４５００余首の歌を収める。 萬葉集釋注 全10巻セット posted with ヨメレバ 集英社 2012年02月 楽天ブックスで探...
- 5万葉集難訓歌 一三〇〇年の謎を解く【上野正彦】代表的な注釈書に、「訓義未詳」「後考を待つ」として放置されてきた歌がこんなにも存在した！万葉人の心情をすくい取り、難訓歌・誤訓歌を丁寧かつ大胆な視点で多角的に読み解く渾身の万葉集訓解書！ 万葉集難訓...
ぶさにゃん【沖昌之】
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